Question & Answer

よくあるご質問

治療について

痛みはありますか

痛みの感じ方は個々人によって異なりますが、歯の動き始めの2−3ヶ月間は歯が押されていることを感じやすいです。車を発進させるとき、最初は加速を感じますが動きはじめるとそれほどの加速を感じなくなるのと同じです。ただ、仕事などで他のことに集中していれば忘れる程度だと思います。もしガタガタが大きかったり痛みを感じやすい方は最初は軽い痛み止めを服用しても構いません。


治療期間は?

治療期間はおおよそ3年間とお考えください。若い方は1年半とかで終わるかもしれませんが、たいていの人は例えば2-3年と聞くと大体2年間と考えてしまう方が多いので、私は全員大体3年くらいとお伝えするようにしています。
治療期間に影響を与える因子としては①歯並び(ガタガタや出っ歯やズレの大きさ)、②特定の歯の動きにくさ(特定の部位の歯が解剖学的に硬い骨に当たっている、骨と癒着しているなど)、③骨代謝のスピード(骨太の方や食いしばりの強い方、生まれつきの要素、年齢)、④患者様の事情(留学などによりブランクが空いた、他の歯科処置が必要となった、遅刻や無断キャンセルが多い)などによって大きく変わります。


矯正治療をすすめる上で必要となることは?

①装置がつくことによってしっかり歯磨きをする必要があります。歯磨きを怠ると食渣によって歯の表面が溶けて脱灰したり(虫歯のようになる)、着色がつきやすかったり、歯ぐきが腫れたり、歯の動く痛みが出やすくなったり、口内炎になりやすくなります。色がついた食べ物などについてもすぐに磨くようにしましょう。歯磨きの時間よりも頻度が重要です。②見た目、筋肉のバランスの改善、かみ合わせの改善といった特別な御要望や、個々の歯の移動状況によっては小臼歯抜歯(上下左右の同一部位の小臼歯)やアンカースクリューが必要になる場合があります。③治療期間の短縮、理想的な治療を行うため、あるいは治療上の必要性からにアンカースクリューやi-station、benefit system, MSEといったシステムの使用を御提案する場合があります。④当然のことながら治療が終わってからリテーナーを指示通り使用しないと歯が動いてしまうことがあります。⑤粘着性があるもの、堅いもの、噛み切るのが大変な食べものについては装置が取れたり顎関節に負担がかかりすぎるため控えた方が良いでしょう。